知っていますか?銭湯と天然温泉とスーパー銭湯と温泉の違い

あなたはどのお風呂が好きですか?都会の隙間に、地方の大通りに、昔の風貌を維持している銭湯は、番頭さんがいてリーズナブルな価格で大体400円以下で入れます。

ご存知の通り人気のスーパー銭湯は、様々なお風呂が楽しめるタイプのものが多く、だいたいマッサージや食事処が併設されています。

そんな銭湯に、天然温泉という表示を見かけることがあります。お風呂が大好きなあなたは、浴場の違いを知っていますか?知っているようで知らなかった浴場の違いをご説明します。

○他の浴場と差をつけるため!銭湯が温泉を売りにしました

昔は銭湯だらけの日本。掘削技術が発達して深く掘ることが可能な時代になると、温泉を引くことができるようになりました。こうして温泉を掘り当て、温泉を売りにした浴場は、近所の水道のお湯を張っただけの浴場と差を付けます。看板に天然温泉と表記されているところは、脱衣所や浴室に成分や効能が書かれています。

○温泉と呼ぶには条件がある!それは温泉法で定められた定義

温泉法とは、温泉を保護し発生する天然ガスの安全を図り、適正な利用方法にルールを設け、公共の福祉に貢献させることを決めたものです。

温泉とは・・・
・25度以上の湯
・(もし25度以下でも)指定された19の条件に1つでもクリアしていること。

19ある元素のうち1つでも指定された含有量を満たしていると、25度以下でも以上でも温泉と名乗れます。1つだけでなくいくつもの元素を含有していたり、その含有量が多い温泉がある反面、ギリギリ条件を満たした温泉があるということです。

つまり、濃い成分(効果が高い)の温泉があれば、特に効果を感じられない温泉もあるということです。リフレクソロジー目的で温泉へ行くのならさして気にしなくても良いでしょう。

○スーパー銭湯はお風呂のアミューズメント施設としても

デートでもファミリーでも、もちろん1人でもレジャーのコースの1つとして位置づけられています。生活の一部が遊び場になるので誰でもどんなシーンでも利用でき、堂々の地位を築いています。

スーパー銭湯の他の銭湯との違いは、食事処やマッサージなどが併設されている点です。そして料金が高めです。店によっては、浴衣を選んで借りられたり、岩盤浴があったり、温水プールが付いていたり、泊まれたり仮眠できたりするところもあります。

遠出をしなくても、そこで全部集約できてしまうプチ旅行気分が味わえます。入浴料とは別に料金を払えば、アカスリやエステやマッサージを予約することができ、予約は入浴する前に確認しましょう。

体を温めた後でしてもらうのが効果的ですが、入浴後に予約すると、予約が埋まっていることがあります。深夜まで営業してくれているアカスリやエステは、仕事で終電を逃したクタクタの体にはありがたいオアシスです。

○温泉旅行はぜひ周辺の自然や温泉街、美味しいものも!

定義としての温泉ではなく、足を伸ばして行く温泉は別格です。休日プランとして、温泉旅行に行くならば浴場はもちろん、非日常的な自然やその土地の美味しいものをぜひ満喫しましょう。

銭湯との最大の違いは、ここにあると思います。素敵な思い出になりますように!