喘息治療に!喘息に効果のある温泉の成分と入り方教えます

温泉は、療養泉という温泉があります。治療効果があると法的に認められた物質が溶け込んだ温泉のことです。温泉は病の根本から治療できるんです。

ただし、やみくもに温泉に入ると病を悪化させることがあります。今回は、喘息の症状に合う温泉とその効果的な入り方を詳しくご説明します。

○喘息に効果のある温泉成分はコレだ!

「炭酸水素塩泉(重曹泉)」重曹成分が多く溶解した温泉で、肌を綺麗にする「美肌の湯」でもあります。この蒸気を吸うと気管支炎疾患に効果があります。

喘息の人はアトピーも併発していることがありますが、この温泉は皮脂が落ちすぎることがあるので、お風呂から出た後は、いつも以上に保湿を念入りにしましょう!アトピーの症状がひどい時は、悪化させることがあるので入浴は控えましょう。

「塩化物泉(食塩泉)」海の近くに湧き出る塩の含有量が多い温泉です。真から体を温め湯冷めしにくく、消毒効果があり傷を癒します。蒸気吸引で気管支炎疾患に効果があります。アトピーの人は特に、浴室から出る前にしっかりと塩分を流しましょう。

「ラジウム温泉(放射能泉)」放射能と聞いて驚かれるかもしれませんが、微量の放射線は人体にとって良い働きをします。免疫力を向上させて自然治癒力を高めるので「万病の湯」とも呼ばれています。また活性酸素を抑制するので老化防止にもなります。

○鼻から吸って口から出す!ラジウム温泉は蒸気のラドンを吸い込みましょう

ラジウムとラドンはウランからできています。ウランと聞いてまた不安になられるかもしれませんが、前述の通り、これら少量ですと免疫力を高める作用があります。

ウランは変化しやすい不安定な元素で、ラジウムが液体で、ラジウムがラドンという気体に変化します。浴室に漂っている蒸気を鼻から吸ってゆっくり口から吐くと、肺から血中へ巡り体の中から効果を与えます。飲んでも同じような効果になります。(衛生面注意!飲めますという表示があるか確認しましょう)

○効果を上げるために!喘息持ちにオススメの入浴方法を実践してみましょう

蒸気を吸うには、露天より室内の方が空気中に漂う成分の密度が多いです。効果が期待できるとして、長湯したい気持ちになりますが、効果が高い温泉ほど長湯をすると湯あたりするので、高温だと10分、ぬるくても30分以内で抑えておきましょう。

○サナトリウムなどの療養所は、温泉療法のところもありました

その昔、結核等の療養所に温泉療法を用いている所がありました。泉質も重要ですが、空気が綺麗だったり静かだったり、穏やかに過ごせる場所も選ぶ条件にすると良いです。

私もかつて、多忙な仕事のストレスからか喘息の発作が日常的に起こっていた時期があり、これでは仕事もできないと思い切って、お正月に休みを取って家族と温泉で過ごしました。何気なく選んだその温泉地に廃墟となったサナトリウムがありました。

サナトリウムというと少し寂しい響きはありますが、ただそこはとても静かで人の手がそこまで入っていなく、心静かに過ごせたのでオススメです。

○発作が起こってしまっていたら入浴は避けましょう

重症の時は、温泉にはいると悪化させてしまうことがあります。また食事後、飲酒後、気管支拡張剤(シュコシュコする映画などでもよく見るやつ)吸入直後も入浴を控えた方が良いです。

入浴は、かなり体力を消耗します。温度が高すぎたり低すぎるのも良くないです。温度が分かれば40度くらいの一般的な温度が理想です。大人になってからの喘息は治りにくいです。温泉で楽しみながら根本から治療するのも悪くないですね!