泥湯ってすごい!美人の湯と美肌の湯に劣らない美容の湯!

3大美人の湯や3大美肌の湯があります。誰が決めたのか説によって組み合わせが変わることもあります。3大美人の湯は「龍神温泉」「川中温泉」「湯の川温泉」です。3大美肌の湯は「嬉野温泉」「斐乃上温泉」「喜連川温泉」です。

それぞれ効能が優れている温泉ですが美容に良い温泉はこれだけではありません。泥湯も美容に効果抜群です。泥湯は全国に10ほどしかない貴重な温泉です。泥湯の成分ってなに?どんな効果があるの?泥湯について、これから詳しくご説明しましょう。

○そうだったのか!泥は温泉成分の凝縮したもの

泥は、毛穴に詰まった汚れを取ってくれます。不要なものがあると浸透しづらいですよね?不要なものを取ってくれたそこへ、温泉成分が浸透するので、肌の色がワントーン明るくなったように感じ透明感が出ます。

人によっては次の日も肌に潤いがあるようです。火山性の泥やモール(植物の化石)などが使用され、温泉に天然の泥を溶かしたものもあります。

○正式には、鉱泥浴(こうでいよく)と言います

泥は水より、熱の電導度と熱容量の比率が小さく流動性がありません。温泉と同じ温度でも泥だと熱さを感じにくく、じわじわ長く入っていられます。じわじわ温まると保温性が高まり、湯冷めしにくくなります。

○天然のエステ湯!泥湯のもつ共通する効能

含まれる温泉成分によって多少変わりますので共通するものをご紹介します。体を芯から温める保温の効果が絶大です。冷え性に効きます。長く入れるメリットは、保温効果の他に温泉成分が肌に十分浸透します。

美肌の効果があります。ただし、泥パックをした場合、長くそのままにしていると、泥が必要な油分や角質まで根こそぎ取ってしまって、肌がカサカサになってしまうのでほどほどに流しましょう。

そして鎮静効果があります。これは全身が温まり血流が増え、痛みがあったところにあったブラジキニン(発痛物質)が血流と共に流されるためです。肩こり、筋肉痛、関節痛、坐骨神経痛、リュウマチ、腰痛に効きます。

○楽しい温泉にするために!泥湯の効果的な入浴方法

温泉の中に温泉成分を含んだ泥がある感じです。白色〜灰色あたりで泥を溶かしたような色で濁っています。滑りやすいので十分に気を付けながら入りましょう。

入るとぬるっとやさしい感触だったりザラザラだったり、泥の質や量や温泉の質によって変わります。普通に浸かるのも良いし、泥がすくえるタイプなら体や顔に泥パックしても楽しいです。

長く入れるからといっても1度目は10分以内に抑えてください。出たら休憩して、また5分入って出て休憩してを繰り返すと、より効果的に体を温められる上にのぼせや湯あたりを予防できます。これを分割湯と言います。最後はシャワーで泥を全て洗い流します。湯上がり後は、最低30分は適温の室内で休憩しましょう。

静岡県伊東市にあります立ち寄り温泉「伊豆高原の湯」は、泥を体に塗ったくるコーナーがあり、その横に泥が全身ついたまま入るお風呂があります。

男女共に泥湯はあり人気で、女湯では湯船の肘掛けにそれぞれ違う鉱石を使用していてそこからまた目に見えないパワーを発するようです。男湯の方は行ったことがないので分かりません。

泥湯は遊びながら入れる楽しみも大きいですね。肌が弱い人やアトピーの人は、強い成分によっては負けることがあるので、入る前に腕の内側にピトッと自分でパッチテストしてからが安心です。