薬効を飲んでいるのと同じ!飲める温泉の効果とは?

温泉を飲むことを「飲泉」と言います。飲泉は、口から体内に入り、内臓に直接働きかけます。その泉質の効能がダイレクトに作用するので、温泉に入浴した時と同じ効果を発揮します。

入浴した時は経皮吸収や蒸気を吸い込むことで体に成分を取り込みますが、飲泉は食道を通過して粘膜へ血管へ浸透していくので吸収率が格段に上がり、薬効を飲んでいるのと同じ効果があります。

飲泉したことがあまりないあなた、飲泉についてよく知らないというあなたへ。効果的な飲泉の方法と、効果的だからこそ気を付けなければならない注意点を、これから詳しくご説明します。

○持統天皇時代に飲泉で多くの人が助かったと記録されています

持統天皇は女性で、645年の大化の改新の年に生まれています。1300年くらい前には飲泉の持つパワーに気付いていたんですね。日本書紀に記述がありますが、その後の飲泉についての情報がどこにもありません。

○ヨーロッパでは医療目的の温泉。飲泉は処方として

ヨーロッパで出る温泉は、低温すぎて入浴できないものが多く、飲泉が発展したと考えられます。入浴もしますが、日本とは違い娯楽で温泉に浸かる風習がありません。シャワーの文化なせいもあるでしょう。

温泉はあくまで療養のためです。温泉に治療の意味合いが強いため、飲泉も医学的根拠から療養のために飲むものとして実行されていました。

温泉療法医が、1人1人に合う泉質と量を定め処方し、公園を歩きながらゆっくり1杯を飲むようです。飲泉は、基本的には、毎日同じ時間に同じ量を飲むのが正しい飲み方です。

確かにお薬は毎日食後に1錠とか決まってますもんね。ヨーロッパの飲泉は盛んなようで、チェコの飲泉用のマグカップは有名だそうです。

もしチェコ旅行に行ったらヨーロッパの医療事情には疎いですが、購入できるならマグを購入して飲泉したいものです。日本は柄杓やプラスチックコップなどをよく見かけます。

○羨ましい!温泉地の奥様たちは温泉を料理に使用します

契約をすると蛇口から温泉が出て、自宅で温泉に入ることができるのは有名ですが、料理にも温泉を使用できます。普段から新鮮な温泉を使用した料理は体にも心にも優しいです。

外湯がある村では、外湯の中に野菜をつけて茹でます。何回か野菜をつけてあげてを繰り返すと、綺麗に野菜の色が映えてきます。温泉街に住みたくなります。

○安全第一!美と健康のための正しい飲泉の方法

衛生面に気を付けなければなりません。体内に入れるものですから新鮮な温泉であることが条件です。飲泉できる温泉であることを必ず確認し、噴出口などの綺麗なところから飲みましょう。

天然水と割って薄めて飲むのも良いです。コーヒーやお茶など成分によっては悪い反応を起こすことがあるので、天然水が安心です。飲泉は食前30分前までにしましょう。夕食後から寝る前は飲まないでください。

1日に飲む量は、コップ1杯分でOKです。多くて1Lです。効能によっては強すぎてしまうので注意事項をよく読んで守りましょう。持病のある人や禁忌の症状がある人は、今回は我慢するのが賢明です。

温泉療法医に自分に合う飲泉を処方してくれるといいですが、日本では少なく、自己判断で体を壊さないように気をつけましょう。

1.混浴の道標
温泉に関して詳しくなれそうなサイトです。

2.京都タウンマップ
このサイトを見れば歴史に関して詳しくなれそうです。

3.まったり風まかせ
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4.富士五湖いい宿ドットコム
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5.快適な眠りのエッセンス
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6.男のひとり旅おすすめスポット~遊び場・グルメ~
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